シーズン17使用構築
【概要】
初手のガルーラミラーが不毛なのでミラー回避、あるいはミラーを受け入れる場合でも有利な展開を望める選択ができるような構築を目指した。
カバルドン@ラムの実 砂起こし
215-132-160-xx-117-67
ガブリアス@気合の襷 鮫肌
逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞
183-182-116-xx-105-169
ガルーラ@ガルーラナイト 肝っ玉→親子愛
秘密の力 不意打ち 噛み砕く グロウパンチ
197-159-103-xx-101-125 → 197-192-123-xx-121-135
ゲンガー@ゲンガナイト 浮遊→影踏み
祟り目 ヘドロ爆弾 催眠術 道連れ
159-xx-95-151-96-170 → 159-xx-115-191-116-192
ウルガモス@アッキの実 炎の体
虫のさざめき 鬼火 蝶の舞 羽休め
191-xx-112-156-126-138
ボルトロス@オボンの実 悪戯心
10万ボルト 目覚めるパワー(氷) 電磁波 悪巧み
184-xx-132-145-101-135
【個別解説】
・
D:C177ボルトロスの珠めざ氷2耐え
初手に置ける(行動保障がある)ポケモンは限られている。
ガルーラとゲンガーは勿論行動保障があるがそれだけではなく、
「型をすべて想定すればミラーを除いて出し負けない」
「型をすべて想定すれば受け出しができない」
この2つの要素を持っている。だからガルーラとゲンガーを初手に置くのが一番強い。
一番強いから大多数の人は初手にガルーラとゲンガーを置く。
そしてここで大事なのはミラーを除いて出し負けないという点。
ミラーが起きた場合は負けない立ち回りが存在しないため非常に不安定である。
そこで初手のミラーを回避しつつ展開できる駒としてカバルドンを採用。
Dに厚く割いたことで多くのポケモンに対してステルスロック+欠伸で起点作りができる。
現環境ではラムのみを持ったポケモンが少なく、
ステルスロック+欠伸がかなり決まりやすい。
持ち物はガルーラの冷凍ビームや秘密の力、ゲンガーの催眠術、鬼火に対して有効なラムの実を持たせた。
・
カバルドンで起点作りをした後に積んでいける普通のガブリアス。
主にタイプで受けるような構築を崩していく。
ガブリアスは積み技を採用しながら単体性能を保持しているポケモンなので、
カバルドンに依存しない選出ができ、それが選出パターンの増加に繋がっている。
今回採用した他の積みエースもそういうポケモンを選択している。
持ち物はストッパー性能を見込める気合の襷。
・
S:メガシンカ後最速70族抜き
基本選出のメガ枠で展開後の積みエース。
技構成は対応範囲の広い秘密の力+不意打ちと、積み技のグロウパンチ。
最後に霊への打点として噛み砕く。
コンセプト通り初手のミラーで勝つ気はない構成、配分となっている。
後述するウルガモスで勝てないポケモンが空元気ガルーラのみであり、ウルガモスを突破されてもケアできるように、
メガシンカ前で空元気ガルーラを抜けると思われるSを確保した。
余りは珠ゲッコウガのけたぐりを少しでも良い乱数で耐えられるようにBに振った。
・
B:メガシンカ前でA260メガヘラクロスのロックブラストを高乱数で耐え
S:メガシンカ前最速ガブリアス抜き メガシンカ後最速ゲッコウガ抜き
B<D
ガルーラを出しにくい構築(ヘラクロス、ルカリオ入り等)に選出するメガシンカ枠。
ヘラクロス入りを崩す一番強いゲンガーは催眠術を所持しているゲンガーだと考えている。
(滅びゲンガーは一度引く必要があり隙を見せる、鬼火ゲンガーではヒードランを突破できない等)
詳しくはサブブログ参照:対ヘラクロス最強のゲンガー - 時計塔の深層部
ガルゲン両選出ができる配分ではあるがすることはほとんどなかった。
・
ガルーラミラーでの引き先。
ガルーラミラーで相手の行動の多くが指数受けや霊に引く、あるいは「猫騙し」でどちらにも対応でき有利な展開が望める。
またそれら以外の技を選択されても負けに直行しにくい。
後出しから処理しにくるガブリアスやマリルリに対して鬼火を当てて詰めていく。
ガブリアスやマリルリだけでなくウルガモス対策としてカイリューが終盤に増加していたが、自分はそこまで当たらなかったので残念だった。
環境に多いガルクレセを1匹で詰められる性能があり、実際ほとんどのガルクレセに勝つことができた。
技範囲は狭いが、詰ませられる範囲は広いので積みエースとしての活躍も充分見込める。
配分、構成はるどるふさんから頂いたのでそちらを参考にしてほしい。
・・・ガルーラ+アッキウルガモス - おもしろきこともなきよをおもしろく
・
ガブリアスと同様積み技を採用しながら単体性能を保持しているポケモン。
図太いHBなので積みエースとしてはやや心許ないがある程度サイクルを回せるように耐久を優先した。
構成、配分、持ち物はテンプレなので特筆すべきことはない。
【選出】
・
主にガルーラ入りへの選出でカバルドンが不必要な時。
初手のガルーラミラーでウルガモスに引いて詰めていくのが基本。
ウルガモスの対応範囲が広く、ガブリアスやマリルリを見ても恐れる必要がないのでよくある構築にはだいたいこの選出。
ウルガモスで勝てない空元気ガルーラ入りにはガルーラさえ倒してしまえばボルトロスが通りやすい。
・
ガルーラ入り以外の選出でカバルドンが不必要な時。
ガルーラスタンに対しては初手のガルーラミラーのケアができないのでこの選出はしない。
・+oror
カバルドンで展開できると思った時。
前述したとおり初手のガルーラミラーを避けながら展開していく。
カバルドン展開は数的不利を取るが、相手1匹を仮死状態にするので実質イーブン。
仮死状態にできなかった場合が厳しいのでそこに注意したい。
・+oror
ガルーラを出しにくい時。
ゲンガー+カバルドン展開の形。
【結果】
最終2060 最高2156
TN:Ôbjective-Ç
【総括】
構築は納得のいくものができたが、詰めが甘かったりと使用者に問題があった。
2200に到達することはできなかったが、今までの最高レートを大きく上回ることができたことは素直に嬉しい。
S17お疲れ様でした。